自分は高校1年より
ロードレースとトラックレースを始めましたが
始めてのトラックレーサーは片倉シルクで御座いました!
それ以来シルクには縁が御座いませんでしたが
2019年、Equip cspeedとして参戦致しましたJapan Bike Techiqueにて
https://www.cyclingnagano.com/repo-jbt2019/
自分の高校時代のライバル/Bounceの坂手さんが
ライダーとして乗りましたのがテンションSilk号で御座いました。
JBT会場でSilkの荒井さんを坂手さんよりご紹介頂き
以来、荒井さんには諸々お世話になり現在に至っております。
時代は変遷し
片倉シルクももう存在致しません今、
自分個人の実感では御座いますが~大量生産品の時代は
既に限界に来ており、次のフェーズへと動きつつある~
加えまして、誰が何処でどう拵えているのか?
それらが明白な物へ今後の価値基準は動いてゆく~と感じ
旧知のライバル/Bounceの坂手さんへ
荒井さんの工房で量産品ではない物をお願いし
そのプロダクトで新しい提案を自転車好きの方々へしてみたい~
と相談をさせて頂きました。
結果
坂手さんの師匠・山岸さん~
山岸さんと言えば、武蔵野レーシングの指導者と同時に
あのアンタレスのビルダーであられますが
フレームを造って頂ける事となりました!
方向性と致しましては、週末を楽しく過ごす大人の為の車体~
ネーミングはcafe racer/単車でのそれと同じで
車体を眺めつつお茶を飲み、自転車談議をする~そんな緩くて
ガツガツしない~スピード至上主義とは一線を画した車体
としてデモ車体を造って頂きました。
完成致しました坂手さんのデモ車体~
少し乗らせて頂きましたが、乗って直ぐ
反応性とキレの良さは~緩い車体などではなく、純レーサー
だと感じました。
坂手さんのデモは丹下No1で、自分のはプレステージで御座います。
敢えてふたつのバージョンを造り、違いを~ともで御座いましたが
自分は昔から
個人的に熱処理チューブのあの張りと返りが好き~な
個人的理由も多く御座いました(笑)
ストドロではなく、カンパニョーロのロードエンド
美しく曲がるフォーク
前も勿論カンパで御座います。
自分のも組み
早速走行致しましたが
No1より
明らかに反応もキレも良く
踏みと同時に即
後輪がついて来る感覚は
流石、アンタレスのビルダー/山岸さんの手に依るもの~
だと、感心ではなく驚いた次第で御座います。
正直に申し上げ
自分が普段から乗りますCHESINI Gran Primo~
columbus sprit HSS(high speed steel)より、相当劣る~
と予測しておりました。
何故なら、時代は既に丸管チューブの時代から
HSSのような造形のチューブへと進化しております上
プレステージはもう大昔のチューブと言って過言ではない為
で御座います。
ところが
同じ処を走行してみますと
現代のモダンスティール車体と差が御座いますのは
ダンシングで一気に加速するような場面のみで
それ以外は~
互角に走る
と、実感致しました。
この2021モデルのメリダリアクトに対しては~
上り、加速のキレ、速度維持能力、下り安定、コーナリング
全てに於いてcafe racerが上だと感じます。
思い切り攻めたバック~はプロトのデモ車だから故で御座います。
山岸さんが、トラッククラブの自分が好きな方向性を~
山岸さんのご経験でアレンジして頂いた、のだと存知ます(笑)
まさか2021年の今、単なる丸管車体がここまで走る~など
考えてもおりませんでしたが
これではcafe racer~ではなく、ガチのレース車体
となってしまいます!
基本は単色で、多色デザインは別途となりますが
フレーム価格は
No1/128.000JPY(tax in)
PRESTIGE/138.000JPY(tax in)
となります。
どこの工場でどう造られているか?
そこはいったい何処の国なのか??
全てをマスキング致します理由は~原価率
原価率はこう、生産総数はこう、そして儲けはこう~
量産品の宿命だと存知ますが
その真逆をゆくプロダクトで御座います。
我が国の自転車文化を黎明期から支える
シルクの荒井さん、アンタレスの山岸さん
お二人が紡ぐ渾身のone by one~
ご興味頂けます方は、是非ご試乗下さいませ!