PanasonicのNewフレーム、FRCC01!
トップとダウンがKaisei8630R、
それ以外はKaisei017でビルドされております。
既存モデルのFRCC21=フル8630Rでありますが
FRCC01と既存モデル21との差は、ヘッドチューブがインテグラル化された事
も挙げられます。
このヘッドチューブとラグは、国内某ファクトリーへ別注した物だそうです。
コストから鑑みますと台湾ファクトリーへ~だと思いますが、
試作品の精度がPanasonicの内規に合わず、国内生産品へ!
ここのコストが価格上昇に影響してしまったそうでありますが~
タイペイShowでファクトリー既存品を型抑え(笑)したのではなく
型から興した、このオリジナルシェイプフォーク~
ヘッドのインテグラル化で、このフォークの良さが更に出た感じです。
前周りの反応性が上がっておりますが、反面~
ソリッド感がUPした故、溜めも無くなり~タイヤへの依存度もUP
タイヤの選択と内圧管理はよりシビアになったと思います。
フル8630RのFRCC21よりも、明らかにソフトでした。
8630Rの美点は"硬い"事ではなく、返りの鋭さ~だと思います。
右を下支点まで降ろしました際~BBは左へウィップ致しますが
今度は反対の左を下支点まで降ろします際~
左へウィップしたBBが右側へ戻ろうと致します、フレームの返り
この返りが踏み降ろしの後押しをして、押し出されるように前へ出る~
返りのあるフレームはペダリングを助けてくれると思いますが、
8630Rはより返りがシャープで、FRCC01は少し遅いんです。
回転数を落したトルク系ペダリングやHC~では、
FRCC21よりリズムが取り易いと思います。
中年世代の方々へは、感涙モノ(笑)な巻きステー!
この造形で、バック剛性は約16%UP~だそうですが
バックはFRCC21より、明確に撓りが出ていると思います。
アシが無い低出力Egへは、むしろその方が疲れない~とも感じますが
踏める方へは少し柔らかい~となるかも知れません。
しかしながら、最薄部分0.4の017を縦パイプにして、
トップとダウンを8630R~このアレンジを出したPanasonicさんは
このアレンジに至るまで相当なテストと試作を繰り返したと思います。
バランスは素晴らしくいいです!
何処までも、何時までも走っていたいと感じる気持ち良さは~
自転車で走る事への喜びを身体全体で謳歌出来ると思います!
017と8630Rなんて、全く両極の性格なんだから~多分バランスは悪い
そう思っておりましたが、あっさり予測を外されました。
経験とデータを積み重ねた
我が国で唯一生き残った国内生産マスプロメーカー、Panasonic!
彼等の経験値とビルドの正確性に、降参致しました。
http://cycle.panasonic.jp/products/pos/custom_order/2017/frcc11/
走る事が大好き、な方へは大きくお勧め申し上げます!